
更新日
2025年5月9日

あだちキッズカフェがスタートする約1年前、代表の柏倉さん(現チョイふる理事)と、とある医療協力団体の会議の席でご一緒したことが始まりでした。柏倉さんが済生会の理念に非常に共感してくださり、ぜひ一緒にやりましょうと熱くお声がけいただき、あだちキッズカフェのこども食堂に参加したのがきっかけです。
それから、済生会の中でもあだちキッズカフェから比較的近い向島病院の職員を連れてボランティアに参加していました。あだち・わくわく便のボランティアにも何度か参加したことがあるんですよ。
実は、ボランティア実践というのは、初めての経験だったんです。
いろんな感想はありますけれども、特に「福祉について現場感覚を体験することができた」ことですかね。
また、ボランティアに参加させてもらった経験が、私たちの学びや気づきにもつながっています。済生会向島病院独自のフードパントリーの取り組みにつながったりと、あだちキッズカフェに参加させてもらったことが、自らの活動に生かされています。
済生会では他にもさまざまな支援を行なっていますが、特に「制度のはざま」に陥ってしまい取りこぼされてしまう人がいないようにしたいと考えています。
たとえば、路上生活者の人がいますよね。「救急の際、3回断られたら、済生会で受け入れる」というのがあるんです。
済生会は、明治天皇のお言葉である済生勅語(さいせいちょくご)から始まったものですけど、どんな人でも医療や福祉が受けられる社会にしないといけないなと思っています。済生会の組織力を使って、チョイふるさんなどの団体さんの協力も得て、少しでも制度のはざまに陥ってしまう方たちに手を差し伸べることができると良いですね。

息子が医療的ケア児で、透析を週に3回しなければならない生活をしていますが
息子のケアを通して、まさに「制度のはざま」を経験しました。
過去には、心ない対応をされて悲しい気持ちになったこともあります。
今のままでも充分だと思いますが、できることがあるとしたら、
済生会でもこどもや高齢者などが利用できる地域食堂を全国で5〜60箇所運営しているんですよ。
でも、それぞれが分散していて孤立している印象です。それぞれのこども食堂がつながり、情報交換やリソースを共有し合える関係性、ネットワークを作れたらもっと良いですよね。
あと、主催でも共催でも形はどうであれ、シンポジウムの開催をしてみるのも良いですね。
色々な方にとって学びにもなると思うし、ボランティアにつながりや可能性が拡がるきっかけになると思います。そのためのお金はどこから出すか、という話にはなりますがね。
当然ですが、法人と団体では得意な分野が違います。
法人はリソースはたくさんあるけれど、団体には、小回りがきいたり、より現場に近いという強みがあります。良い意味で補い合い、コラボレーションしていくのが理想ですね。
様々な問題は、1人や2人の関わりだけでは解決できません。色んな関係者が色んな支援をして支えていかなければならないですね。

済生会(さいせいかい)(正式名称:社会福祉法人恩賜財団済生会)は、明治天皇が「恵まれない人々のために施薬救療(せやくきゅうりょう)によって生活困窮者を救済しよう」と明治44年に1911年に設立されました。
「施薬救療の精神」の理念のもと、医療・保健・福祉を総合的にご展開されています。
ソーシャルインクルージョン(=誰一人取り残さず、共に生きていくという考え方)をビジョンに掲げ、その実現に取り組まれています。
済生会ホームページ(https://www.saiseikai.or.jp/)

済生会HPより引用(https://www.saiseikai.or.jp/about/works/)
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